てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

びゅうプラザ全店舗閉鎖と今後のJR東日本を考える(2)

2000年代以降インターネットが急速的に普及し、航空会社やホテルは旅行代理店に販売を頼らずとも、国内全域で直接個人への販売が出来るようになりました。
旅行代理店を通すと手数料が発生しますが、直販が出来れば手数料無しで済みます。

大多数の個人と簡単にやり取りが出来るようになった以上、旅行代理店のために直前まで座席や部屋をキープする必要も無くなりました。
これは旅行代理店と航空会社、宿泊施設の立場が逆転したことになります。

これ以降、個人客をターゲットにして残数に応じた割引や早期購入割引等、なるべく空きが出ないようにして収益を最大化する取り組みが基本になりました。
これらはイールドマネジメントと呼ばれています。

こうした状況に対してJR東日本はどう対応してきたのかといえば、地方で不採算になり始めたびゅうプラザの縮小、えきねっと指定席券売機の導入です。
えきねっとでお先にトクだ値として早期購入割引も導入し始めました。

マルス端末を介在しなければ自動改札で有効な指定席券を発券出来ないため、まずはネット予約システムの立ち上げとハード面の整備から始まりました。

しかし2010年代でスマートフォンが普及し出した頃から、さらに変化が現れていきます。