国際興業バス 飯能営業所管内全面撤退 ※撤回されました

タイトルの通り、23区内や埼玉南部を営業エリアとする大手の国際興業バスが飯能・日高から平成25年度末で全面撤退する予定でした。
【平成26年現在、飯能市の補助金増額により運行継続中】

公式プレス http://www.kokusaikogyo.co.jp/20120409.pdf

都心から一時間以内で行ける首都圏の中で地域から全面撤退というのはかなり異例ですね…

公式を見て頂けば分かりますが、飯能営業所単体での赤字以外に東日本大震災以降でのグループ各社のバス事業不振も関連してくるようです。

飯能営業所の現状:基幹路線の名栗～飯能駅では30分に1本間隔で深夜バスも運行
全ての系統で市街へのダイレクトアクセス
朝夕ラッシュ時で名栗～飯能駅等系統によっては大型バスが満員になるほどの混雑
駅から大学病院へのアクセス路線等今後も需要が見込まれる路線がある

上記のように地方の路線バスに比べてかなり条件が良いにもかかわらず首都圏内の車社会で運営していくには厳しいようです…

追記
今回の撤退事案で飯能市が、従来からの補助金2300万円を7000万円までに増額した上で、運行継続が決定されました。
また、西武バスやその他周辺事業者にも引き継ぎ依頼したものの、良い回答は得られなかったものでした。(特に名栗系統)
国際興業の運行継続決定以後、多少の減便改正は有ったものの、ほぼ従来通りのダイヤが維持されています。