てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

根室本線 落合駅~上落合信号場の被災状況

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落合駅よりやや南側にある第1ルーオマンソラプチ川橋梁付近被災状況です。
(2016年12月19日現在)
一連の台風で川が氾濫し、大量の流木が橋梁に堆積したようです。
 
これ以外に被災箇所がありますが根室本線・東鹿越~上落合信号場の復旧には、総額で10.5億円がかかる見込みです。
JR北海道によると、
復旧するには国等による災害復旧事業費補助の枠組みを使うことになりますが、公的資金を入れるということは、持続的に路線を維持していくことが前提となります。
とプレスリリースにて述べています。

また鉄道用地近くにある河川や道路にも被害が出ていることから、単純に鉄道復旧だけでは済まない状況のようです。
費用が膨大となる治山・治水事業は、管理者である自治体や道庁による対策が求められるかと思います。
この点がネックとなり復旧作業が進まないどころか、土木構造物の老朽化と合わせて考慮された結果、富良野新得間のバス転換が提案されています。

持続可能な公共交通の観点から言えば、貸切バスによるバス代行輸送から早期の脱却が大切です。
それにはJR側の客観的で丁寧な説明と地元側の需要動向の把握が必要となります。
鉄道であれバスであれ、本当に今の公共交通で良いのかどうか定期的な協議が必須だと思います。