てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

一連の台風被害 根室線 東鹿越~落合代行バス

2016年12月19日乗車時の状況です。

現在も不通区間があり東鹿越~新得代行バスが運行されています。

2016年8月下旬の一連の台風被害で、根室本線において土砂流入や流木の堆積が発生し東鹿越~新得が不通となっています。

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このために滝川~東鹿越は列車で運行、東鹿越~新得代行バスで輸送を行っている状況です。
乗車時は落合までの運行でしたが、2017年3月28日より新得まで運行されるようになりました。

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旭川空港から西聖和駅までタクシー移動、西聖和より富良野線に乗り富良野までやって来ました。
富良野11:20発東鹿越行きで東鹿越へ向かいます。
東鹿越駅は無人駅であり乗車人員が1日1人未満で、廃止対象にも挙げられましたが代行バスとの乗り継ぎ拠点として、現在も生き長らえています。
 
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東鹿越へ12:07に定刻で到着、駅前にふらのバス運行12:12発の列車代行バスが待機していました。
乗り継ぎ時間は5分、スムーズな乗り継ぎ設定です。
代行バスの乗客は5人程度だったと記憶しています。

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落合駅には12:32に到着、代行バスはすぐに回送となります。
ここから先は、南富良野町営循環バスで幾寅へ向かいました。

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幌舞駅となっていますが、幾寅駅の駅舎です。
映画「鉄道員」の撮影で用いられたもので、そのまま現存しています。
代行バスは駅前から発着、14:48発東鹿越行きに乗ります。
この時は幾寅から10人前後が乗車、学生の姿も見られました。
 
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再び東鹿越駅に戻り14:58に到着しました。
富良野方面の列車が既に入線しており、乗車待ちの列が出来ています。
冬至近くはこの時間帯で北海道は陽が傾き始め、夕方となっていきます。

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東鹿越発15:08の滝川行きで、富良野へまた戻ります。
代行バス乗務員の方も列車を見送る姿が印象的で、このような光景も無人駅ならではと思います。

一連の台風被害で現在も不通が続いていますが、根室本線富良野新得は輸送密度200未満でバス転換が望ましい区間として、JR北海道では公表しています。
既に富良野~金山と富良野~幾寅では、占冠村内と富良野を結ぶ占冠村営バスが走っており、バスの走行には支障が無いことからバス転換は時間の問題と思われます。