てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

日高線代行バス 様似~静内

2016年5月16日乗車時の状況です。

日高本線は苫小牧から様似を結ぶ鉄道路線ですが、2015年1月8日に厚賀~大狩部にて線路脇の盛り土が流出、安全確保のため以後はバス代行輸送が実施されています。
復旧には当初30億円弱、さらに被害が拡大した現在では100億円以上を要する結果となっています。
 
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日高線代行バス様似駅前から発着します。
担当はジェイアール北海道バスの様似営業所で、静内まではJRバスによる列車代行となります。
なお様似駅~浦河まではJRバス日勝線とほぼ同じ区間を走行し、JRバスとしては貸切と乗合の二重区間となっています。

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代行バスでは異例の自動放送及び次停留所案内が用意されていました。
この事からも長期の代行輸送となる想定で、運行しているものと思われます。
車両も札幌圏から調達したのか、運賃表示器に地下鉄乗り継ぎの案内が貼られています。

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様似駅12:30発ですが、発車前に静内からの代行バスが到着。
乗降は0のようでした。
静内行きは総勢5名で出発し、静内へは14:30頃到着。
大型車で運行されましたが、日中の利用は少ないものと見受けました。

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鉄道代行バスという性格上、様似~浦河~静内を最短経路で結ぶわけにはいかず、特に浦河~日高三石では日高線に沿って内陸部を通るルートになっています。
鉄道時代は様似~静内で1時間半程度、代行バスでは2時間を要する結果となっています。
仮に海岸沿いの国道経由になると15分短縮出来る見込みで、実際に道南バスが浦河~静内の路線バスを海岸沿い経由で走らせています。

静内~鵡川代行バスは別記事にて掲載します。