JRバス関東 白棚線専用道
※2014年9月3日撮影時の状況です。
今なおJRバスによる運行が続く白棚線ですが、鉄道用地を転用したバス専用道があります。
昭和32年に専用道路化されて以来、BRTに近い運行形態が続いています。
バス専用道区間は60km/hの法定速度で走行出来て、鉄道由来の線形のため並行の国道よりも速達かつ定時性が高くなります。
専用道であるため除雪や舗装もバス会社による自前で行うことになり、乗車当時は舗装がガタガタで40km/h以上は一般道よりも揺れた記憶があります。
専用道区間は歩行者・自転車・自動車全てが進入禁止となっています。
道路幅が狭くバス1台分ギリギリのため、歩行者も歩くスペースが有りません。
国鉄時代からある看板には人車馬とあり、昭和32年開業当初からの物でしょうか。
当時は東名や名神の各高速道路も無く、国道も大半が未舗装の区間のため、高速度専用と名付けられたものと思われます。
(松上バス停にて撮影)
専用道区間にあるバス停は待合室があり、一部にはプラットフォームもあります。
バス同士の離合も出来てローカル線をそのままバス化したような感じです。
この時のバスは朝の学生利用が多い便のようで、続行運転でやって来ました。
田園地帯を走る、白棚線
少子化・人口減少で年々利用者は減っているようですが、末永く運行される事を願います。