快速リアスと106急行バス
山田線で盛岡~宮古を走破する列車は1日4往復しかありません。
そのうち1往復半が快速リアスとして運行されています。
最速で盛岡~宮古を2時間5分で結びますが、普通列車でも2時間14分で走破しています。
駅間距離が長く全般的に駅数が少ないため、通過による速達効果も少ないのでしょうか。
一方で並行する国道106号線では、岩手県北バスによる都市間バス・106急行バスが運行されています。
快速リアスと同じく盛岡~宮古を結び、2時間15分で走破します。
こちらは1日18往復・毎時1本の頻度で運行され、盛岡~宮古で主流の移動手段となります。
山田線の輸送密度は300未満であり、盛岡の近郊輸送を除くとさらに少ないと思われます。
CTC化・特殊自動閉塞化で今後もJR東日本による運行が確約されていますが、利用者数から言えば鉄道の使命が薄れていると思います。
国道106号線は災害対策と東日本大震災の復興支援として、新たなトンネルやバイパスの整備が進行中であり、時間短縮の余地はまだ有ります。
全区間で改良が完了すると盛岡~宮古で18分短縮となり、乗用車では1時間40分、都市間バスでも2時間程度で結ばれます。