てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

立山トンネルトロリーバス

室堂ターミナルからは、日本国内でも2系統しかないトロリーバスが接続します。

立山黒部貫光が運営する立山トンネルトロリーバス、2019年度からは日本唯一のトロリーバスとなります。
 
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一見するとバスですが、架線から給電をする無軌条電車となり、鉄道扱いとなります。
ゴムタイヤのため高加減速が出来て、モーターの唸りが大きい割に60km/h以下の走行が多く、走行音は路面電車のような感じでした。
電気自動車はバッテリー残量に気を使いますが、架線集電なら気にせずアクセルを踏めそうです。
 
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ハンドルがあり見た目は自動車ですが、さすが電車扱いのためかメーター類は鉄道車両に準じています。
外には出発信号機のようなものが、赤色で現示されています。
検査も24ヶ月点検やら基準適合検査やらの自動車とは違い、全般検査とされ鉄道扱いです。
 
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9:15発の大観峰行きに乗り込みました。
電車は3台で運行し、乗客数に合わせて続行便の手配も出来るようです。
道幅はバス1台分と狭くすれ違いは困難です。
このため途中に離合箇所が設けられ、対向の電車とすれ違います。
 
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警戒信号でしょうか、その先に停止現示が出ています。
すれ違い箇所もアスファルト舗装であることを除けば、鉄道流のようです。
 
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大観峰からの車両とすれ違います。
先のほうに青く光っている部分が破砕帯です。
トンネル建設時には地下水が大量に出水したと言われる脆い部分となります。
 
09:25に大観峰駅へ到着し、立山ロープウェイへ乗り換えとなります。
 
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