てぃーろーどの公共交通雑記

鉄道・バスを中心に公共交通なんでも扱う予定です。

南富良野町営循環バス

南富良野町は北海道・富良野市の南に位置する町です。

2016年の一連の台風被害で堤防決壊・浸水被害が発生し、JR根室本線(東鹿越~新得)も被災した地域です。
南富良野町営循環バスとは、
町内の金山地区(最寄り駅・根室本線金山駅)と町の中心地幾寅地区(最寄り駅・根室本線幾寅駅)
町内の落合地区(最寄り駅・根室本線落合駅)と幾寅地区
を結ぶ自治体運営のバスです。
日中はデマンド運行となり事前に予約が必要となります。
 
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※2016年12月19日訪問時の状況です。現在は東鹿越~新得代行バスが運行されています。
 
この時は代行バスを乗りつつ、乗り降りする機会は無いであろう東鹿越駅・落合駅へ行きたいと思い実行しました。
当時落合駅新得駅代行バスが無く、JRの乗車券で落合駅へ行くには滝川・旭川から富良野経由で行かねばなりませんでした。
行程を組んで落合駅で折り返そうとすると2時間待ちが発生。
どうにか出来ないか調べた結果、この南富良野町営循環バスに行き着きました。
今回は落合駅→幾寅駅をこの町営バスでワープ(?)しました。

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落合駅13:00→幾寅駅と予め電話で予約し、時刻通りにデマンドバスが到着。
タクシー会社が委託で運行しているそうで、運転手さんからも南富良野町内について様々な案内を受けながら幾寅駅へ出発。
道中の車窓では、災害から3ヶ月以上経過してもなお復旧途上で痕跡も目立ちました。

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(橋は耐えつつも取付道路が流失した例。橋の下には流木が多く残る。)
 
 
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(幾寅駅は映画撮影のために改修されて、幌舞駅の表記)
 
20分前後で幾寅駅へ到着、運賃は100円でした。(タクシーの運賃では3000円程度だそうです。)
100円は申し訳ないと思いつつも、運転手さんのコメント「これは公共交通ですから。誰でも使えないと」が誇らしげでした。